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2020-05-02

今年はステイホームウィーク

1ヶ月前の状況から、また1段階進んでいます。
「改善」というにはほど遠いけれど、みんなで耐えて一歩ずつ進んでいると思いたい、そんな毎日です。
今年のゴールデンウィークは「ステイホームウィーク」となりました。
桜も満開の青森ですが、今年はそっと眺める日々です。
「来年は満開の桜の下で乾杯しようね!」と思いながら。。。
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「動かずにいること」を強いられている今だからこそ、「居場所」が気になっています。
自宅、職場、それ以外の居場所、、、
臨時休業のお店や自粛を余儀なくされている観光地、さらに身近な公園までもちょっと躊躇してしまいます。
家族がいる人はまだしも、一人暮らしの方にとっての居場所がなくなってしまったら、
それはとてつもなく辛いと、痛感しているのはみなさんも同じではないでしょうか。
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飲食店の皆さんは「食」だけでなく、こうした「居場所」を提供してくれていたのだと、改めて思います。
テイクアウトでの営業など工夫されてみなさん頑張っていますが、やはりその空間でしか味わえない。。。
テイクアウトで商品を受取る時は「終息したらまたくるからね」という約束を交わしているような。。。
そんな場所がなくなってしまわないように、一人一人ができることを続けていなかくてはと思います。
また、SNSの中では新しい「居場所」が生まれています。
モニター越しに仕事をしたり、仲間と飲み会をしたり。。。
検査薬もマスクも欲しいけれど、それに負けず劣らず渇望していること、
その一つが「誰かと居る場所」なんだと思います。
「居場所」を意識するプロジェクトが多い昨今、その重要性を改めて考えさせられています。
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  今はひっそりと閉じているけれど、また開く日をじっと待っているその場所。。。
  今は辛いけれど我慢しよう、きっとまたあそこで会える日がくる。。。
  あの場所で一緒におしゃべりした人はどうしているだろうか、電話してみようかな。。。
  コロナに打ち勝ってたら、あの場所に出かけよう!
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脳裏に浮かぶものが多ければ多いほど、気持ちはきっと楽になるはずです。
実は設計も真っさらな紙に描き始める瞬間、同じことを考えています。
「こんな空間になったら。。。」そう脳裏に浮かんだものを図面にしていくものですから。
考えることは決して楽(らく)ではないけれど、出会った人がそこで過ごす時間をイメージして描くことは楽しい。。。
今年はいつもより多くの時間をもらって、ステイホームしながら考えようと思います。