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2019-10-25

[そと]を考える

最近気になるのは、[そと]。

[そと]の部屋。

[そと]のリビング。

[そと]のダイニング。

[そと]のキッチン。

[そと]のお風呂。

[そと]のステージ。

そんなことを考えていたとき、素敵な[そと]の空間との出会いがありました。

幾つかの小さな建物に囲まれたような路地空間。

思わず長居したくなるその空気感に「ぜひこんな空間をつくってみたい」と思うのです。

いろんなモノが集まって、絶妙なバランスをとっている。

そこに開けたスペースがさらなる連続感とリズム感を生み出している。

明快な解があるわけではないけれど、強いて言うならスケール感だろうか。。。

そこにしかない空気がすっぽり包まれたような、それでいて淀むことなくゆるやかに動いている。

まさに相性の良い器のような建築。。。

秀逸なのは、包んでいるのは内部空間ではなく外部空間の[そと]であるということ。

そして建物はもちろん植栽にも手をかけ、大切に育んできた時間というエッセンス。

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これまでも、冬に閉ざされがちな青森で、[そと]と連続する空間を意識しながら

いろいろな意味で「開く」デザインにチャレンジしてきましたが

今、新たな[そと]の空間を探しています。

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雪国青森だからこそできる[そと]を。

日常が 非日常となって、私たちを癒してくれる[そと]を。

まちのギャラリーのような[そと]を。

今絶賛実施設計中のものにもそのエキスはきっと効いてくる、ハズ。。。

そんなことを日々考えながらシコウアンドサクゴしております。。。