設計という仕事
今度の日曜日は平内で子供達の職業体験に参加いたします。
台風の動きが気になりますが、今回も人気が高かったということで、私たちも子供達に会えるのを楽しみにしています。
そして建築設計という仕事をご紹介できる貴重な機会です。
ということで、今日は改めてブログでも。
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私たちはクライアントから依頼を受け、様々な建物をつくっています。
住宅であれば、そこに住む家族のための空間を考え、
学校であれば、そこに集う学生さんのための空間を考え、
街中にある公共的な建物であれば、もっと様々な人が使う空間を考えます。
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そこで大切なのがクライアントの思い、です。
どんな空間を創りたいか、はっきりイメージがあると設計は進みやすくなります。
でも、明確なイメージを持って事務所のドアを叩く方は多くはありません。
どちらかというと、「どうしたらいいか?どこから手をつけたらいいか?」という場合が圧倒的に多いのです。
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そこで私たちができること。
まずはお話をうかがい、周りに浮遊している様々な事柄を整理し、さらに見えていない部分を明確にしていきます。
いろいろな希望を並べていくと、矛盾が出てきたり、取捨選択をしなくてはならなかったり、そうして悩みながら見えてくるものは一番大切なことだったり。
さらに実際には、法的にクリアしなければならないことや、構造や設備など、インテリアのように目に見える部分以外のことを解決しなければ建物を建てることはできません。
そうした時間を私たちは「建築計画」と呼んでいます。
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そしてやっと設計デザインへと進んでいきます。
プランを重ね、カタログやサンプルを重ね、小さな模型から始まり大きなものへサイズアップし、設計図書を作っていきます。
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これは店舗併用住宅の模型。
店の顔となる空間を、お客様の居心地や使い勝手はもちろん、クライアントの個性が光るものになるようデザインしてきました。
大きなカウンターにお客様との独特な距離感があわられました。
次はいよいよ工事へ。
来春の完成を目指します!