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2020-03-31 | Blog

それでも春はやって来る

新型コロナの勢いがとまりません。
全世界で新型コロナが猛威を振るっています。
1ヶ月前に嫌な予感がしながらも、「きっと事態は好転する」と思っていた(正確には、『思いたかった』)のですが、まだまだ先が不透明なまま春を迎えています。
オリンピックは1年後に延期となり、様々なイベントも延期や中止となり、それでもじっと耐えなければいけないこの状況に皆が息の詰まる思いでいます。
感染で苦しんでいる方はもちろん、大切な人を亡くした方、経済的な打撃を受けている人もたくさんいるでしょう。
先日完成を迎え、いよいよお披露目の予定だった曲屋も、しばし静かにその時を待つことになりました。
ーーー
それでも、ずっとこのままではないはずです。
一時期トイレットペーパーが店から消えましたが、今は徐々にお店に並んできています。
トイレも受注受付がストップになっていましたが、受注再開し始めています。
状況は動いています。
もちろん正常のときと比べ、まだまだマスクや消毒アルコールは無いし、トイレも納期がだいぶかかります。
それでも、状況は動いているのです。
そこで懸命に頑張っている人々がいるからです。
そしてきっと、新型コロナに効く薬も開発されるはずです!
それまで、私たちができることをしっかり続けていくのみ、です。
ーーー
曲屋では、家具などの搬入も進んでいます。
たくさんの人たちがこの牧場の風景や馬たちに癒される、その日を夢見てここでも頑張っている人たちがいます。
いよいよ、新たな呼吸をし始めたこの曲屋に、足を踏み入れ、ここで何かが始まります。
このプロジェクトは、「この曲り屋を未来へつなげたい」というオーナーの強い意志からスタートしましたが
多くの方々に助けられて完成までたどりつきました。
冬の間ずっと頑張ってくれた大工さん建具やさん設備屋さんはもちろん、
馬の歴史をお話ししてくださり蹄鉄を貸してくださった蹄鉄職人のTさん、
この曲屋のために南部小絵馬を描いてくださったSさん、
この地域や場所にふさわしい南部菱刺の図案を考え、一緒に刺してくださったKさん、
馬をモチーフにしたスツールをつくってくれた家具職人のSさん、
他にもたくさんの方々の協力により、100歳を超えたこの建物は次の100年へと向かいます。
その一端を担うことができたのは、とても嬉しいことで感謝の気持ちでいっぱいです。
どうぞ、多くの方に曲屋を感じて親しんでもらえますように。
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明日からは2020年度がスタートします。
私たちはまた新たな場所でもこのプロジェクトについてご紹介していきます。
決して同じプロジェクトはないけれど、ともに考え、ともにつくる人々を集めていく、
その過程が設計の一つの役割なのかもしれません。
建築は一人ではできない、考えるときも、つくるときも。
でも紙にひいたその線に確信と責任を持つのが建築家だと考えています。
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ガウディは言いました「諸君、明日はもっと良いものをつくろう」
身動きがとれない時間は、じっと考え、また新たな空間へ想いを馳せる貴重な時間。
明日、もっと良いものをつくるために。
2020-02-27 | Blog

ここまでの100年、これからの100年

新型コロナウイルスの影響がいろんな所でいろんな形で出始めています。

治療法が見つかっていないことで事態の収束が全く見えない状況です。

「いつも通り」が、どんなに「幸せなこと」か、このような状況になって初めて気づくものです。
震災のときと同様に「予期せぬこと」にどのように向き合うか、また試されているような気がします。
ーーー
私たちの仕事も、つくるものは初めから決まっているようで決まっていません。
完成を「予想」するのは、かなり難しいことです。
様々な機能や条件はきちんと見えていない場合が多く、
見えている場合でも混沌としてひとつひとつ整理しなければ
設計がスタートできない場合も少なくありません。
そのためにはクライアントはもちろん、実際につくる人たちとも協力しなければ
建築をカタチにすることはできません。
お互いの考えをやり取りをする、まさにキャッチボールをする感覚です。
最初はぎこちなかったやり取りも、だんだんとお互いに上手になって呼吸のあったキャッチボールに。
新築はもちろんリノベーションの場合でも「新たな空間」をつくるのは同じこと。
最初は遠巻きに見ていた人も、徐々にキャッチボールの輪に加わってにぎやかになってくる。
大勢でワイワイにぎやかになっても、私たちは建築家としてキャッチボールをし続けます。
たくさんのボールが描く軌道が「新たな空間」であり
それを図面にすることが設計することなのかもしれません。
ーーー
たくさんの人たちが集まって間もなく「新たな空間」がうまれます。
100年以上も前からここに建っていた厩が、
「新たな居場所」としてもう一度大きく息を吹き返します。
皆がワクワクする春になる。これは今はっきりしています。
世界をどよめかせているウイルスに負けないように、今できることを、やるべきことをやるのみ、デス!
2020-02-12 | Blog

立ち寄るスペースに変化中です!

「2月に入ってもこんなにも雪がない冬は初めてだ」

そんな言葉が挨拶代わりになっていましたが、ここにきて街中が白くなってちょっとホッとしている今日この頃です。
雪が降ることが、良くも悪くも青森での暮らしにこんなにも大きな影響を与えていることを改めて考えています。
昨今の自然災害やじわじわ平均気温が上がっている状況も、「わたしたちは自然の中に生かされている」ことを忘れてはいけないのだと思います。
ーーー
さて青森の新庁舎が本格始動してから1ヶ月半になろうとしています。
この短い期間にも、すでにいくつかの催しが開催され足を運ばれた方も多いのではないでしょうか?
この「サードプレイス」自体もゆっくりと起き出すように、その姿を日々変化させています。
もうご存知のかたも多いと思いますが、このスペースへピアノの寄贈があり
国道近くの場所に設置が決まり、何と気軽に弾くことができるのです!
先日新聞でも紹介されていました。
そして新たに家具が入ってきています。。。
こちらは昨年からみなさんと考えてきました。
  市庁舎らしくない楽しげな家具を。
  青森らしい家具を。
  このスペースを様々に変身させる家具を。
メインのテーブルは「A」の脚にのせて。
並べ替えが簡単なように持ち運びが楽な仕様です。
ポップな椅子との組み合わせで、明るく軽やかな空間に。
「りんご箱」をモチーフにつくられたBOXセットしても。
メインソファはオリジナルデザインで、積み重ねても使えるようになっています。
 先日立ち寄ったのは搬入されたまさにその当日。
もうすでに、みなさん普通に使っていました。
積み上げたり、並べ方を工夫すると、様々なスペースを作り出すことができます。
そちらはまた後日。。。
ーーー
このような家具を並べることができた根底にあるのは、5年前の設計時の市民ワークショップでのたくさんの声です。
当時それらがびっしり書き込まれたシートを見ながら聞こえてきたのは
「市民が気軽に立ち寄れる庁舎を!」という言葉でした。
あれから完成まで間に、10階建から3階建へ設計変更になりました。
その時点ですべて白紙に戻ってもおかしくない状況でした。
でもこの「サードプレイス」と南北に貫く「広場」は残りました。
新庁舎に必要なものだと、関わった誰もが(無意識に!?)思っていたからではないだろうか、と
勝手に解釈しています。
もちろん、すべての声を満たしたものではありません。
でもきっと、今後またあのときのように「みんなで青森のことを考える」ときには、
ここで多くの人が参加し、それを見に(聞きに)さらに多くの人が訪れ、広場ではマルシェが開催されている。
そんな楽しげな時間を過ごせる場所は用意できたのではないかと思っています。
ーーー
あとは使ってもらうだけ。。。
でもそれも心配なさそうです。
本日設置したばかりのソファでは、さっそく宿題を始める男の子。
 この場所をどんな風に使ったらいいのか。。。
 一人一人が思い思いに、そしてみんなで集まったらみんなで考えて使う。
 そんなあたり前のことだけど、ありそうでなかったスペースそれがこの「サードプレイス」
先日も少女がピアノを弾き出しました。
一瞬にしてピアノの生演奏のあるカフェへ変身!
これからも目が離せません。
市庁舎を考える機会に恵まれた者として、市民として、立ち寄っていきたいと思います!
2020-01-20 | Blog

青森市新庁舎が熱い!

大寒を迎えた青森ですが、道路は路面が見えている状態。
これまでにない雪の少なさ(というか、ほぼ積雪ありません!)に
うれしいような寂しいようなフクザツな気持ちの今日この頃です。
ーーー
地球温暖化の影響で、というわけではありませんが、
青森市役所新庁舎の1階ロビーがすごいことになっています!
本格始動してまだ2週間の日曜日、FMラジオの公開収録がこの「サードプレイス」で行われました。
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ご当地アイドルグループや小学校の合唱団の歌声が響き渡り、
当日限定のコーヒーや食べ物の出店もあり、
集まった人々の熱気でとても冬とは思えない空間に変身しました。
そしてその中の1コーナーにお邪魔して、この空間が生まれた経緯をお話しすることができました。
放送は2月2日18:00〜とのことで、とても楽しみにです!
ーーー
お話ししたのは、この空間を設計した際のこだわりについて。
「市民が気軽に立ち寄れる庁舎を!」という、設計時の市民ワークショプでのみなさんの思いがつまったスペースです。
明るく、開放的で気軽に入れ、外南北に通り抜けが可能になるの広場と連続感のあるように意識しました。
ハードは昨年完成を迎えましたが、この空間の家具について協議会(※)で検討を続けてきました。
庁舎にパントンチェアー?りんご箱??とても楽しげな家具たちがすでに使われています。
さらにオリジナルの家具が間もなく完成する予定で、またにぎやかになっていきます。
そして外部空間も旧庁舎の解体が進み、来年の春には南北通り抜ける大きな広場となって、緑も増えていきます。
ーーー
収録前にいただいたシナリオの中にあった質問は
     「どのように使って欲しいと思いますか?」
これはもうすでに「この場所を使わない手はないでしょう!」ということの裏付けです!
今回のような多種多様なイベントが開催されていくでしょう。
さらに「こう使う!」「これはダメ!」の決まりはまだないことを意味します。
そして、イベント時ではなく普段も思い思いに過ごすことができるハズです。
   ふらっと立ち寄ってコーヒーを飲んで
   学生は友達と宿題して、おしゃべりして
   広場の芝生では子供たちがかけっこして
   だれかがポローンとピアノをひきだして
   隣のテーブルでは次のイベントの打合せ etc.etc.
ーーー
もちろん、災害時は防災庁舎として頼り甲斐のある働きをしてくれるに違いありません。
その安心感にプラスして、
   どうなっていくのだろう?
   どんな風に家具を並べ替えて、どんな楽しいことができるだろう?
誰でも立ち寄って、使えて、考えて、いろんな人と一緒にイベントもできる庁舎は、珍しいのではないでしょうか?
ーーー
「サードプレイス」は直訳すると「第三の居場所」
原題は「The Great Good Place」(=めっちゃ居心地のいい場所)
それは、家でもない、職場でもない、もうひとつのお気に入りの場所のことです。
ひとりひとりにとって「サードプレイス」は違うもの。
このロビーは、そのサードプレイスを探しに行くためのきっかけのような場所になるのかもしれません。
今まちなかには、いろんな居場所をつくろうとする動きと実際に大小様々な居場所が増え始めています。
自分の居心地のいい場所を探しに、まち歩きが楽しくなったら
まるでねぶた祭りの時のように、まち全体がにぎやかになるでしょう!
そんな未来を想像してしまうような、なんだかワクワクする庁舎に、ぜひみなさん足をお運びください!
(※・・・青森市リノベーションまちづくり協議会)
2020-01-17 | Blog

2020年上半期スケジュール

2020年が明け雪の無い珍しいお正月だと思っていたら、もう既に半月を過ぎました。

オリンピックとパラリンピックに気持ちは高揚する1年となりそうですが、

その直前上半期スケジュールをお知らせいたします!

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1月 青森新市庁舎本格始動いたしました!
昨年末お披露目され、年が明けて本格始動となった青森新市庁舎。
写真は1階のロビー空間です。
りんご箱をモチーフとした家具が入り、市民に開かれた空間となっています。
青森と函館の子供達の絵がお出迎えしていました。
今年は旧庁舎の解体も含め、さらにバージョンアップを遂げていきます。
この場所でどんなことが起きるのか、微力ながらお手伝いが続きます!
さっそく今度の日曜にはFMラジオの公開録音が開催されるとのこと。
6月にはオリンピックの聖火のスタート地点となるなど、目が離せない新たな市民の居場所です。
引き続きどうぞご期待ください!
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2月 銭湯リノベーション完成予定です!
元銭湯の大浴場部分を住まいへリノベーションするというプロジェクト。
入れ子状に箱を差し込みLDKへ、その周囲に緩衝帯となる土間やサンルームなどを配置しました。
ところどころに銭湯時代の面影を残しつつ、青森ヒバのカウンターと一体となったダイニングキッチンなど、
見所が満載のプロジェクトがいよいよ完成です。
詳細は追ってブログでお知らせいたします。
ーーー
3月 南部曲屋リノベーション完成予定です!
築100年以上の現役の厩の一部を人の居場所へリノベーション。
登録有形文化財の大きな茅葺屋根の中に、馬房の雰囲気を残しつつ新たな居場所を作っています。
小屋裏のダイナミックな軸組もあらわになって、新旧のバランスを味わいつつ、曲がり屋を知ってもらうきっかけのような場所になればと思っています。
春には本格的にオープン予定です。詳細はブログでお知らせいたします。
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6月 シコウアンドサクゴ展開催
2019年から2020年上半期にかけて完成を迎えたプロジェクトを中心にご紹介する展覧会です。
詳細はブログにて告知して参ります。どうぞお楽しみに!
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このほか、進行中もしくは春スタートのプロジェクトを随時ご紹介していきます。
どうぞお見逃しなく!
2020-01-07 | Blog

2020年、始動いたしました!


皆様あけましておめでとうございます

2020年もよろしくお願いいたします

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今年の表紙を飾るのは、ある町の深い緑に囲まれた古民家群。

そこに足を踏み入れると、タイムスリップしたかのような風景が広がっています。

と同時に、時間が止まってしまったかのような寂しさも。。。

現代では簡単に再現のできない貴重な財産でありながら、

それはとっくの昔に終わってしまった時代の遺産のよう。

人の手から離れてしまった建築は脆いものです。

素晴らしい宝が朽ちてしまう前に、もう一度息を吹き返すにはどうしたらいいか。

単純に壊れた部分を補修し、新しい設備を入れ、掃除をするということではなく、

令和の時代にふさわしい役割を持って、多くの人に愛されるような

そんな古民家再生にチャレンジです。

そんな森を見つめて、黙々と描き上げた一枚。

2020年はどんな色に染めていくのか、とても楽しみです!
ーーー

このプロジェクトの他にも、様々な景色が待っています。

昨日は青森市新庁舎が開庁いたしました。

市民に開かれたスペースは、今年も様々に変化をし続けるでしょう。

その姿は追ってご紹介していきたいと思います。
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そして、今年の一番最初に完成を迎えるのが銭湯のリノベーション。

工事は佳境を迎えています!
2月に完成予定です。

どうぞお楽しみに!

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この他にもプロジェクトが進行中。
随時告知して参りますので、そちらもお楽しみに。

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ひとつひとつ、どれもが個性的なプロジェクト。

その個性がより煌めく解を探して、フクシアンドフクシらしい絵を今年も描いていきたいと思います!

乞うご期待デス!

2019-12-25 | Blog

厩舎リノベーション


南部曲屋風厩舎の工事が進んでいます。

100年以上も前からそこで人と馬が暮らしていた大きな茅葺屋根の厩舎です。

競走馬の生産地として栄えていたこの地域に立つこの建物は、農耕馬として共存していた頃のいわゆる「南部曲屋」とは少々違っています。

でも地域の人々は「曲がり屋」と呼んでいます。

牧場のほぼ真ん中に位置するこの曲がり屋は長い間眠っていました。

今でもその曲がり屋で馬が生き続けています。

そのおかげでこの建物が朽ちずに立っているといっても過言ではありません。

そして今回手をいれることで、また新たな空間として目覚めようとしています。

新たな馬との共存の始まりです。

当時の素晴らしい技術に圧倒されながら、少しずつ手を加えています。

馬房が並んだ空間を活かしつつ、その気持ちのよい空間を今度は私たちに少し分けてもらうために。

現代ではこのような建物を新築することはとても難しい。

これからこの建物を維持していくこともかなり難しい。

そのことをより多くの人に知ってもらいながら、ゆっくりでもちゃんと考えていけるような空間へ。

この曲がり屋が見つめ続けてきた100年。

これからは多くの人が一緒に見守っていく100年へ。


新しい空間が見え始めたその中に、馬の息遣いが感じられそうな柱。

新旧がお互いに引き立てつつ、ゆっくり馴染んでいくデザインに取り組んでいます。

存在は知っていても、何となく近づきがたかった曲がり屋が開かれて

アイスクリーム片手に一瞬タイムスリップしたかのように牧場の風を感じる。

そんな場所に生まれ変わります。

今年も残すところあとわずか。
春の完成に向けて、2020年も工事は続きます。

2019-12-03 | Blog

「オムレッツ!あおもり」ご来場ありがとうございました!

先週の勤労感謝の日に開催された「オムレッツ!あおもり」では、建築デザインのお仕事をこどもたちに体験してもらいました。

お天気に恵まれた会場はAomori Startup Center(アオモリスタートアップセンター)。

起業を目指す方を応援するこのスペースは、平日は多くの方々に利用されています。

でもこの日は子供達でいっぱい!

将来は何か新しいことをやってみたい!と起業相談にくる子もいるかもしれませんね。

当日この会場では、私達の他に「薬剤師」さんの実験と

「プログラマー」さんゲームづくり体験ブースも大盛況!

私たちは会場のストリングカーテン(ひも状のカーテンです!)に沿って模型などを展示しながら奥へと誘う会場構成でお出迎え。

今回の体験は模型づくりの他にも製図体験やパースへの 着色体験とパソコンでのCG体験も。

今やコンピューターを使うことには全く抵抗のないこどもたち。

鉛筆を持つように、感覚的にマウスを操っていきます。

これからコンピューターグラフィックスの建築デザインはますます進化していくでしょう。

私たちもワクワクします。

白い紙を折って、色を塗ってつくる模型作り体験は、毎回こちらが驚きます!

同じ大きさの模型のはずなのに、出来上がるものはひとつとして同じものはない。

平らな紙が立体になって、窓からの眺めを楽しんでいるこどもたちの目は輝いています。

その想像力はそれぞれ違って、新しいデザインのヒントがたくさん見えてきます。

ーーー

「この大きな窓からは紅葉がみえるよ!」

「屋根の天辺に青は、遠くからも見えるウチの目印!」

「恐竜と一緒に暮らす家だよ!」

「ウチは6人家族だから、妹もおばあちゃんもつくらなきゃ!」

「いつでも空が見えるように、天井に青い空を描いたよ!」

「大きな木を切る木こりもいるよ!」

「カーポートがいるから紙を切ってつくっちゃおう!」

ーーー

彼らの言葉を聞いているだけでこちらも楽しくなってきます。

そしてその作品にはちゃんと彼らの思いが表現されています。

わたしたちが実際やっていることも同じです。

「設計条件を整理して、想像し、考えて、描いて、カタチにする」

ただ、設計条件がよりフクザツで、こんがらがっているだけ。。。
絡まり合った糸を解くスキルを身につけるのも大切なことですが、何より一番大事なのは想像する力。。。

ーーー

彼らに伝えたいのは、

「建築って楽しいよ!だって想像したモノが立体になってたくさんの人が使ってくれるから。」

ーーー

どうか少しでも「楽しいっ!」て実感してもらえますように。

そんな思いで今週末は「ワラッシ〜出張版〜」で沖館市民センターへ参ります!

 

2019-11-14 | Blog

オムレッツ!あおもり に参加いたします!

八甲田は白い帽子をかぶり、天気予報に雪マークがつき始めました青森です。

その冷たい空気を吹き飛ばす子どもたちの元気な声を聞けるイベント。

「ワラッシ」「ジョブタウン平内」に参加させていただき、

そして来たる11月23日(土)に青森市で「オムレッツ!あおもり」がいよいよ開催です!

ーーー

昨年は「あおもりまちなかキッズ共和国」として開催。

(写真は昨年の会場の様子です)

子どもたちが様々な仕事体験をし、そのお給料でまちで買物体験をするという

何ともスケールの大きなイベントです!

今年はさらにパワーアップし、来週末に開催されます!

建築設計というお仕事を、楽しみながら知ってもらえる機会であることはもちろん、

私たちも「未来の建築家」のキラっと光る瞳に、たくさんの刺激をもらえる楽しみな時間です。

ーーー

「ワラッシ」や「ジョブタウン平内」でも体験してもらっている「模型づくり」体験

その他にも、製図板をつかって製図体験や

または、イラスト着色体験ができます。

その他今回はパソコンを使ってCG体験もご用意しました!

「こんな風にデザインして建物ってつくってるんだ!」を体験してもらえたら嬉しいです。

 

チケットの購入など、詳しくは「オムレッツ!あおもり」のホームページ(https://omlets-aomori.com)をご覧ください。

当日私たちはアオモリスタートアップセンターにてお待ちしています!

2019-11-08 | Blog

青森市新庁舎、落成いたしました!

先日、青森市新庁舎の落成式が行われました。

プロポーザルに手を挙げてから5年経とうとしています。

もうそこまで冬がやってきている霜月初めにやっとこの日を迎えました。

「10階建て100億」その数字が大きくフォーカスされた時期もありました。

市長が交代し、市役所機能としての半分以上がアウガを再生するために移りました。

そして新庁舎は「3階建」へ設計変更。

変更といういうよりは新規設計。。。

その紆余曲折を経て実現したのは「サードプレイス」と「南北をつなぐ広場」を持つ防災庁舎。

これは、プロポーザル当初から掲げてきたものです。

アウガとも異なる市民窓口が開かれ新庁舎となりました。

設計当初からワークショップに多くの市民の方が参加してくださいました。

そのころは「サードプレイス」なんて言葉すら誰も知りませんでした。

どういう場所が「サードプレイス」なのか、本当にその場所は必要なのか、皆で考えました。

「単なる庁舎」ではなく「まちにとってこの庁舎はどんな場所なのか」を。

でも、その答えが明確になったわけではありません。

たくさんの意見はどれも熱く、どれが一番というわけでもなく、白い図面の上にカラフルにびっしりになりました。

「サードプレイス」って何ですか?

そう聞かれても明確なお答えは未だにできません。

強いて 言うなら「とびっきり居心地のいい居場所、を目指してチャレンジし続けることのできる場所」でしょうか。

こんなチャレンジができる庁舎は全国にそうは無いのではないでしょうか?

そしてカラフルな市民の思いが、ひとつひとつ実現していったときにきっといつの間にか名前がつくでしょう。

落成式では広場に「あおもりマルシェ」とエントランスギャラリーには「カッチャート」が市民をお出迎え。

見学に来た人は、メディアのインタビューに「こんな場所ができてうれしい」の言葉。

早朝は散歩やランニングを楽しむ人もいると聞きました。

着色がここから始まっています。

年明けから新庁舎が始動、来年は現庁舎が解体されます。

南側の広場がつながって、工事は完成します。

庁舎としての機能を果たしつつ、青森市民の新たな居場所として成長していく姿をこれからも見ていきたいと思います。

そして、青森駅前アウガや新フェリー埠頭など、いくつかの点がつながっていくチャレンジを私たちは続けていきます。

青森新庁舎新築工事にあたり、お忙しい中お時間をさいてご協力いただいた市民の皆様、そして市役所職員の皆様、工事関係者の方々、すべての方に感謝申し上げます。

ありがとうございました。

そして新庁舎をよろしくお願い申し上げます。

2019-11-02 | Blog

今年も始まりました、こども模型づくり体験!

   今年もこの季節がやってきました!
こどもたちが様々な職業を体験する機会に、私たちも数年前から参加させていただています。
ーーー
本日は青森市にある中央市民センターにて開催された「ワラッシ」。
真っ白な紙を折り、屋根や壁に様々色をのせながら「自分だけのお家」を作りました。
決まった塗り方があるわけではなく、マジックペンや色鉛筆など色も様々。。。
最初はちょっと悩んでも、皆それぞれにスイッチが入ったら黙々、黙々、、、
シーンと静まり返り、かつ、この熱気!
どんなものが出来上がるだろうかと、毎回なんとも言えないワクワク感を味わう瞬間です。
あっという間に1時間が過ぎて。
少々お疲れ気味だけど、ちょっと誇らしそうな笑顔。
家をつくるって面白いな、と少しでも感じてくれたならうれしいです!
今年もいろんなところへ出張します!
今日の誰かの忘れ物。。。
いい感じに色が塗れてる。。。
私たちも楽しみな未来の建築家との出会いが続きます!
2019-10-25 | Blog

[そと]を考える

最近気になるのは、[そと]。

[そと]の部屋。

[そと]のリビング。

[そと]のダイニング。

[そと]のキッチン。

[そと]のお風呂。

[そと]のステージ。

そんなことを考えていたとき、素敵な[そと]の空間との出会いがありました。

幾つかの小さな建物に囲まれたような路地空間。

思わず長居したくなるその空気感に「ぜひこんな空間をつくってみたい」と思うのです。

いろんなモノが集まって、絶妙なバランスをとっている。

そこに開けたスペースがさらなる連続感とリズム感を生み出している。

明快な解があるわけではないけれど、強いて言うならスケール感だろうか。。。

そこにしかない空気がすっぽり包まれたような、それでいて淀むことなくゆるやかに動いている。

まさに相性の良い器のような建築。。。

秀逸なのは、包んでいるのは内部空間ではなく外部空間の[そと]であるということ。

そして建物はもちろん植栽にも手をかけ、大切に育んできた時間というエッセンス。

ーーー

これまでも、冬に閉ざされがちな青森で、[そと]と連続する空間を意識しながら

いろいろな意味で「開く」デザインにチャレンジしてきましたが

今、新たな[そと]の空間を探しています。

ーーー

雪国青森だからこそできる[そと]を。

日常が 非日常となって、私たちを癒してくれる[そと]を。

まちのギャラリーのような[そと]を。

今絶賛実施設計中のものにもそのエキスはきっと効いてくる、ハズ。。。

そんなことを日々考えながらシコウアンドサクゴしております。。。

 

2019-10-15 | Blog

一挙に秋の気配

先日の大きすぎる台風の被害はなかったでしょうか?

最近の異常気象はあまりに頻繁すぎて、少々鈍感になりそうで怖いです。

10月に入っても普段とは違う気温に戸惑っておりましたが、

ここ数日の朝晩の気温に、一挙に寒くなった気がします。

これが「平年並み」かもしれないと思っていると

本日岩木山に「初冠雪」の便り。

確実に冬は近づいてきている今日この頃です。

ここ数年、薪ストーブを設置する方が増えています。

「冬が楽しみになる」ための大きなポイントといっても過言ではないかもしれません。

もちろん手間はかかります。

スイッチひとつで点灯する暖房器具と比較したら、あまりにも手間はかかるかもしれません。

(そのスイッチさえ晩秋に一回ONすれば、春まで触らない暖房方法さえありますね。。。)

でも、その手間をかけてでも得られるものは以外と大きい。。。

先日の大停電では、予想だにしない現代生活の脆弱さが露呈しました。

東日本大震災のときは自身も痛感しました。

エネルギーの問題はやはり避けては通れません。

エネルギーを考える。

エネルギーを大切に使う。

こんなシンプルなことが難しい。。。

—–

でも、薪の炎を見ていると、いろんなことが解決できるような、そんな気がしてくるから不思議です。

写真は「階上の家」

大屋根に覆われた「くの字」型プランの真ん中に薪ストーブ。

どの場所からもその炎が見えて、家族が繋がっている空間です。

階上の家 2019年 階上町

2019-10-01 | Blog

気持ちのいい風が渡る新たな居場所に

ねぶたが終わった辺りから、意図的に「秋の気配」をうたってきましたが、一向に涼しくならない気がしている青森です。

それでも暦は神無月へ突入しました。

消費税、ラグビー、陸上、、、と何かと話題の多い秋ですが、台風の進路には心穏やかではいられません。

ーーー

現場もこの季節に集中しがち。

築100年超の南部曲屋もいよいよ着工しました。

まずは慎重に解体からスタート。

補修を行いながら、新たな居場所をつくっていきます。

ーーー

木々に囲まれ、初めてのときは入るのがちょっとためらわれる牧場。

看板を頼りに並木をゆっくり進むと、そこは普段と違った風が吹いている。

緑の広場で楽しそうに遊ぶ子供達。

ジェラート片手にゆっくり語らう人々。

思い思いに散策するカップル。

春には菜の花、夏には向日葵、季節の移り変わりに様々な表情を見せる広々とした景色がいつもそこには待っている。

大きな木々が並ぶ路を歩けば、風の音が香りが包み込む。

あまりに気持ちのいい場所そこにはある。

ーーー

この場所を、この南部曲屋は一世紀余りの年月を見守ってきました。

今も馬やアルパカの部屋として使われているこの茅葺屋根の建物。

これからも、この場所で、だれかの居場所であるために、手を加えます。

馬たちの居場所はそのままに、彼らのところにお邪魔させてもらうような空間を目指します。

どうぞよろしくお願いいたします!

2019-09-23 | Blog

秋空の下で地鎮祭

数日前から気温がぐっと下がり、気がつけば9月も後半に。

ここから冬到来までの期間が仕事のピッチもぐっと上がる青森です。

先日、銭湯のリノベーション工事の地鎮祭が秋空の下、執り行われました。

銭湯の大きな浴室内に住まいの箱を埋め込みます。

大きな吹抜をそのまま活かして、遊び心のある空間に変身します。

台風の通過を待って、さぁいよいよ着工です!

2019-09-06 | Blog

秋の気配

長月に入ったというのに、暑さが未だに抜けきらない青森です。

それでも朝夕の気温は大分秋の気配。

コスモスが咲き始めて、日の入りは早くなり、季節は確かに移っているのを感じる今日この頃です。

さあ、2019年度も後半へ突入です!

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いよいよ着工を迎えたのが築100年以上の厩舎。

新たな居場所となるためのプロジェクトです。

このレベルの木造建築をつくることは難しい現代に、未来に繋ぐために今できること。

それは何か、をみんなで考えてきました。

その答えをこれからカタチにしていきます。

その経過をお伝えして行く予定です!

完成は来春予定。

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そしてもうひとつ。

銭湯のリノベーション!

銭湯に住まいを埋め込みます。

吹抜のある大浴場がどのように変身するのか、乞うご期待!

ーーー

この他、10月にはJIA日本建築家協会全国大会が弘前で開催されます!

前川建築に代表される弘前を中心に、盛りだくさんな内容のイベントです。

開催まで残り1ヶ月。

準備が加速しています。

内容については改めて告知いたします!

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11月、12月はこどもたちの建築デザイン体験月間のようなスケジュール!

「ワラッシ」「ジョブタウン」「キッズ共和国」へ参加いたします。

私たちも、またこどもたちに会えるのがとても楽しみです!

詳細については随時掲載いたします。

ーーー

近々Worksも更新予定。

どうぞお楽しみに!

2019-08-03 | Blog

トップデザイナーとともに

先日、青森中央文化専門学校の特別公開授業が開催された+C(プラスシー)。

世界的に活躍する北澤武志氏を講師に招き、ワークショップという形のなんともスペシャルな授業でした!

DRESSEDUNDRESSEDのデザイナーである北澤氏は青森市出身。

彼自身のコレクションに関する授業かと思いきや、用意された5体の白い洋服にみんなで彩色していくというワークショップ!


最初は躊躇していた受講者も、後半は皆無我夢中。
厳選したという色は混ざりあって複雑な色へ。

細い筆からスタートして、次第に大筆、そして最後は手形へ。

ファッションデザインの先端を行くその彼と一緒に、白い服がみるみるその様相を変えていきました。

通り過ぎる学生もおもわず足を止めるほど、熱気と華やかな雰囲気に包まれた時間はあっという間。

オープンなこの空間が、まさに「公開授業」にぴったりなことを証明した瞬間でした!

この貴重な体験がひとりひとりの「C」となって、

+C(プラスシー)がこうしていろんなカタチで使われていくでしょう。

次回はまた違った「C」が生まれる、そんな予感がしています。

貴重な体験、ありがとうございました!

+C(プラス シー)2018年 青森市

2019-08-01 | Blog

暑い、熱い、青森!

局地的な大雨が心配されていましたが、今度はうだるような暑い日が続いています。

本州の北端に位置する青森も、例にもれず連日30℃超えの毎日です。
そんな中で事務所にも熱い熱い時間が!
スペシャルゲストもスタッフも一緒にブレインストーミング!
模型にいろんなものを置き、描き込んでいきます。
そして意見を出し合うことで見えてくるものをさらにつめていきます。
こうして何もなかったところに空間が出来上がっていく瞬間は、設計デザインの醍醐味の一つです。
このマチに
この場所に
この人に
そこにしかない空間を探して、今日も「シコウアンドサクゴ」中のフクシアンドフクシです!
2019-07-21 | Blog

夏目前のお引き渡し

梅雨はどこへ行ってしまったのか、もう夏に突入した気分になってしまうほど、青空の続いている青森です。

ここ数年、改修するオファーが急増していますか、今回は木賃アパートを改修し、お引き渡しを迎えました。

夏野菜が活き活きと育つ畑に面している一室3DKを1LDKへ大改造!

既存の躯体を活かしながら、ゆるゆると広がる空間をつくりました。

畑の緑を近くに感じながら、時には大勢の人が集まってくる、そんな居場所になるのでしょう。

16坪程の今回の「奥野の住処」。

これは「桂木の家」の一階床面積とほぼ同じ。

「桂木の家」は、空間を感じる物差しでもあるのです。

そろそろまた住み開きの季節。。。

「小さな大空間」を体感していただければ、と思います!

ご案内まで少々お待ちを。

「奥野の住処」も近日ホームページにて公開いたします。どうぞお楽しみに!

2019-07-08 | Blog

七夕の夜を迎えて。

昨夜は七夕。

綺麗に澄み渡った夜空に星がきれいだった青森です。

気がつけば2019年も半分を過ぎ、春以降は考える時間があっとう的に多いような。。。

ーーー

私たちの仕事は「考える」ことが多く、それはある意味「空想」です。

何もないまっさらな紙に線を描くために

あるときは「未来」へと飛び、

あるときは「とても遠いところ」に飛び、

あるときは「別な人の想い」の中へ飛び、

そうして、製図板に向かい、

パソコンに向かい、

カッターマットに向かい、

空間を立ち上げていく。

ーーー

その空間が完成するまでに、多くの人が関わっていきます。

新しいプロジェクトのたびに、新しい人と関わって

それまで知らなかった先人の知恵や専門的な領域の深さを知って

その中で私たちは「空間を作り上げる」ことに向かって進みます。

ーーー

よく言われることですが、「形が残る仕事って素敵だよね。」

はい!それが私たちの喜びであり、誇りです!

でもそれと同じくらい責任の重い仕事です。。。

完成したその後の時間は、とても長い(ものが多い)のですから。

ーーー

その空間が愛され続けるために、日々考え続ける7月です。

(製図板!今使っている人はどのくらいいるのでしょう???)

2019-06-23 | Blog

石木邸

梅雨入りした後もなかなか雨は降らず少雨の心配もされていましたが、やっとまとまった雨が降り、緑が美しい青森です。

先日、お試し移住の棲家として「石木邸」の開所式が行われ、宿泊体験の予約も入り始めたようです。

まだまだこれから手を入れていく予定の古民家「石木邸」ですが、今の姿を納めておこうと写真撮影。

ーーー

地域おこし協力隊員の彼女。

ふとした縁で浅虫の地に移住してきてまだ3ヶ月弱。

人前で話すことや写真を撮られたりするのが苦手だと話していた彼女。

でもシャッターを切ると、まるでずっと前からここに住んでいるような雰囲気。

そのオーラは、この地に馴染んできたことの証。

ーーー

右も左も分からないこの地にやってきた彼女を様々な人たちが支え、

そして彼女からはたくさんの輝きをもらって、明らかに化学反応が生まれています。

そして、これまで眠っていた古民家が蘇り、そこにまた新たな人がやってくる。

そのストーリーが机上のものではなく、この地に関わる人の手で現実に展開している。

それを盛り付ける器として「石木邸」は大きな役割を担うこともこの写真は物語っています。

ーーー

そこに集う人がいて、ストーリーが展開されるときに「いい空間」はそのパワーを何倍にも大きくすると思っています。

きっとこれからも進化し続ける「石木邸」。

私たちも見守っていきたいと思っています。

ーーー

写真の解像度が低いのは、皆さんにこの場所を訪れて本物の彼女の笑顔をみてほしいから。

わたしたちも含め、周りの人は何だか親心気分の浅虫「石木邸」です。。。

2019-06-11 | Blog

ファースト プレゼン

どんな場合でもファーストプレゼンは毎回緊張します。

出会いから会話を重ね、いよいよ空間をご提案へと向かうときはいつでもとても緊張します。

ファーストプレゼンは特に!

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明快なリクエストの他にも、会話の端々に意外なヒントが見え隠れしたり。。。

「つくりたいイメージ」の言葉と画像(特にカラー)の組み合わせはクライアント毎に個性的で、

ひとつとして同じケースはなく、そこがまた楽しみであり、つくる側の醍醐味でもあり。。。

それらたくさんのピースを組み合わせていく作業が基本設計です。

その組み合わせ方は幾通りもあり、その中から選び出していざファーストプレゼンへ。

それぞれ個性的でも、どれがクライアントの琴線に触れるかは分かりません。

もしかしたらどれも触れないかも、と緊張の瞬間です。

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出会から完成まで長い方は数年間という気の長い仕事ですが、完成した後にクライアントと共に生きていく長~い年月を考えたら、私たちがご一緒できる時間は短いです。

その時間を一緒に楽しく過ごせたら、こんなにいい仕事はないと思うのです。

今回幸運にもその琴線に触れることができたアイデアを、今後はゆっくりじっくりカタチにしていきます!

2019-06-04 | Blog

古民家から個民家へ

浅虫で始まろうとしている「お試し移住体験」

築100年超のお屋敷が、たくさんの人たちの手によって眠りから目覚めようとしています。

ゆっくりと積もっていた埃を払い、長い間眠っていた本や自転車を光の下へ出していくと、今はほとんど見られない塗り壁や梁、欄間、組み障子などが次々と現れました。

そして、さらにこの建物には蔵が内包されています!

時間が止まったかのような町の一角で、何やら動き出している。

町の人々も何だかソワソワ、ワクワクしています。

この空気感がまちにどんな風に広がっていくのか。

この令和の時代に再び息を吹き返した古民家が、新たな「個民家」としてどんな風に活かされていくのか。

ゆっくりお手伝いしていきたいと思います。

2019-05-27 | Blog

マイク・モラスキー氏講演会

暑い、暑い、暑い、、、

五月とは思えない気温に熱中症のニュースも飛び交う青森です。

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先週末、Aomori Startup Centerにて開催されました講演会には、たくさんの方に足をお運びいただき、ありがとうございました。

自分たちよりもはるかに語彙力が高く、流暢な日本語でにしゃべるマイク・モラスキー氏。

居酒屋に見え隠れする「第三の場」について、時折ジョークを交えながら、あっという間の講演でした。

「何でもカタカナで言えばイイってもんじゃない。私はあえて『第三の場』と呼んでいます。。。」

「placeは「空間」ではなく「場」だと解釈しています。。。」

「『第三の場』はつくるものではなく、『ハイジャック現象』などのように湧き上がってくるものだから。。。」

ーーー

後半は、様々な立場で「第三の場」と格闘する青森のメンバーも一緒にトークセッション。

私たちも「つくる」立場から思うことを発表させていただきました。

最近は「サードプレイス」という言葉を耳にし、それをキーワードとして考えることが多くなっている現状。

そうして一緒に作ってきた空間とその過程をご紹介し、進行中のものも少しご紹介しました。

ーーー

そして、ひととおり発表が終わった後で質問タイム。

「サードプレイス(=第三の場)ってよく分からない。。。みなそれぞれ捉え方も考え方違っているようだが、定義はあるのか?」

それに対してモラスキー氏は言いました。

「定義はないと思う。

それぞれがレベリングされた(社会的立場や階級などない平坦な状況)と思う場所が『第三の場』だから。

どんなにお金をかけても、「第三の場」はつくることはできない。

居酒屋の店主も「第三の場」をつくろうと思って店をつくるわけではない。

いつの間にか常連さんが集まって、「第三の場」になった。。。」

ーーー

確かに。。。

デザインをしてつくる立場の私たちにとって、「つくることができない」のは出番がないこと。

でも、最初の器づくりのお手伝いはできるのではないかと思うのです。

生まれた空間を愛着を持って使っていくことで、いつの間にか「第三の場」になっていく。

また新しく空間をつくる場合には、「第三の場」としてハイジャックしたくなるような空間を店主と一緒に考えたいと思います。

ーーー

ご質問、ご意見も時間を越えて

熱い、熱い、熱い、、、

たくさんのみなさんの想いに触れて、青森のまちに様々な「第三の場」が溢れそうだと感じずにはいられませんでした。

追伸。

第三の場 = サードプレイス

カタカナにすると、柔らかい親しみやすい感じも出るのではと思ったりもしますが、みなさんはどちらがお好きですか?(笑)

2019-05-23 | Blog

階上の家、最高の撮影日和!

一挙に春が駆け抜けて、もう夏がやってきたのか、と思うほど気温が上がっている青森です。

ーーー

1月にオープンハウスを開催した「階上の家」も一斉に緑に覆われて、先日外観の撮影に伺いました。

今回はドローン撮影にもチャレンジ!

どんなカットが撮れたのか、近日公開いたします!

ーーー

クライアントご家族は運動会で外出中でお会いできませんでしたが、可愛らしい花々の鉢があちこちに飾られ、自転車や陶器の置物が生活を楽しんでいることを教えてくれました。

次回は写真を持って伺います!

ーーー

建築は使われてから、呼吸を始めます。

何だか気持ち良さそうに思えた「階上の家」でした。

HPへのアップももう間も無く。

どうぞお楽しみに!

2019-05-02 | Blog

講演会「サードプレイスは地域をつくる」のお知らせ!

ここ数年幾度となく耳にしてきた「サードプレイス」という言葉。

その言葉を世に著したレイ・オルデンバーグ氏の解説者マイク・モラスキー氏が青森にやってきます!

ーーー

その著作の分厚いことにたじろぎながらも、大変興味深く読んでいたのが庁舎設計時。

その後「プラスえん」(2017年 青森市)」、「Aomori Startup Center」(2018年 青森市)、「+C」(2018年 青森市)と、それぞれの場所でそれぞれの「サードプレイス」を探してきました。

現在建設中の庁舎1階には「サードプレイス」の文字。

当初市民ワークショップで多くのひとたちと考えてきた居場所。

10階建から3階建に設計変更になってもそのスペースが消えることがなかったのは

誰もが何となく必要な場所だと思っているから、でしょうか。。。

ーーー

レイ氏が「サードプレイス」を書いた時代から、皮肉にもその場所が失われて改めてその大切さに気がついた現在。

一人1台の電話が当たり前になり、スマホというネットの世界が生まれた。

そんな令和の始まりに、「サードプレイス」を一緒に考える機会をいただきました。

一体どんな時間になるのか、とても楽しみです。

5月25日(土)のお昼下がり、Aomori Startup Centerへどうぞ足をお運びください!

2019-04-26 | Blog

東奥日報夕刊に「桂木の家」

昨日4月25日の東奥日報夕刊に「桂木の家」の住み開きが掲載されました。

ーーー

歩行者専用道路に開かれたデッキに腰掛ける子どもたちの写真。

桂木の家が完成してからもう11年。

これは完成時の写真なので、この子どもたちもすっかり大きくなっているでしょう。

それから時折開催してきた「住み開き」。

完成当初はクラフト作家さんたちのミニイベントを開催したこともありました。

その後は空間を味わっていただくために年に数回開催してきた「住み開き」

数年前には薪ストーブが仲間入りし、ひば無垢のフローリングはいい具合に年を取って。。。

住宅の場合、建物の経年変化はもちろん、家族構成も変化していくもの。

どんな風に暮らしていくのか、不確定だからこそいろんな話をします。

ちょっと変わった空間で、ちょっと腰を下ろして、薪ストーブの炎を見ながらお茶を飲んで。。。

おしゃべりしながら考えます。

その家とまちがどんな風につながるのか。

それはクライアントご家族の思いとそのまちによって全然違います。

わたしたちは毎回それを探して設計しています。

どんな風に開くのか、どんな時に開くのか、誰に開くのか、、、

桂木の家は、そのための実験場でもあるのです。

読書会、ミニコンサート、アート展、街角演劇etc.etc.

考えただけで、なんだかワクワクします。

ーーー

きっと「住み開き」は広がっていくでしょう。

いろんな人が、いろんな場所で、いろんなカタチで。

そんなまちになったらとても楽しい。。。

ーーー

こんな話をしながら、これからも時折「住み開き」していきたいと思います。

そのときは一緒に楽しんでください。

よろしくお願いいたします。

2019-04-23 | Blog

そこにしかない空間を探して。

四月も後半へ突入。

桜はあっという間に満開となり、新元号「令和」へと時代が移るゴールデンウィークは目の前です。

ーーー

フクシアンドフクシを立ち上げてから早14年。

「そこにしかない空気をカタチに」そう考え続けて設計してきました。

建物の大小に関わらず、その場所にある空気が淀まずに、そこにしかない居心地の良い場所を探して設計してきました。

すると不思議なもので、同じようなオファーが続くことがなく、私たちも毎回ワクワクしながらチャレンジしてきました。

住宅はそれぞれの家族が違いますので当然ながら、庁舎、オフィス、展示室、店舗etc.etc.

そして最近はソフトそのものも多様化して、これまではなかった空間を一緒に考えるところからスタートするケースが増えています。

例えば「サードプレイス」みたいに。。。

ーーー

建築は「どんなものをつくるか」が全てではなく

「どう使っていくか」が完成後の長い年月に大きく影響します。

「どう使っていくか」を考えながら設計することによって、空間はより奥深いものになっていくと思います。

出来上がる空間は最初は誰にもわかりませんが、

「試行錯誤の先に見えた空間」=「みんなが欲しがっていた空間」の法則があるような気がしています。

こうして見たことない空間(=欲しい空間)をカタチにしていく作業が設計であり、

そういう空間をわたしたちはつくっていきたいと思います。

次にやってくる新しいオファーも、その法則が成り立つことを信じて。

ーーー

桂木の家 2007年 青森市

(歩行者専用道路に開かれた木デッキで遊ぶ近所の子どもたち)

2019-04-19 | Blog

「建築を、ひらく」西田氏講演会開催!

ヨコハマアパートメントなどを始めとして、数々の作品を手がけるオンデザイン代表の西田氏の講演会がAomori Startup Centerで開催されました。

「建築を、ひらく」と題して、数々の作品をご紹介いただき、さらに事務所で行われている研究や、共同設計について等々盛りだくさんの内容でとても勉強になりました。

この青森で「建築を、ひらく」とはどんなことか。。。

私たちもずっと考えてきましたが、まだまだその可能性は広がっていきそうです。

「野焼き」精神(笑)で、これからも探し続けていきたいと思います!

2019-04-12 | Blog

古民家再生スタート!

古民家を再生する新たなプロジェクトが本格的にスタートしました。

青森にやってきたばかりの地域おこし隊員にとっても、新しい場所で新しい人生をスタートです。

そのお手伝いでミーティングに参加。

「どんな風に再生させていくか」はこれからですが、

いろいろなステークホルダーが集まって、

すでにいいスタートをきっていると思うのです。

これまで関わってきた古民家再生のどのケースも、人と人のつながりを生むことが成功のカギを握っていると思います。

だから「再生」という言葉は似合わないかもしれません。

これはもう「新生」ですね!

それまでに培ってきたモノの上に、新芽がでるときが来たのだと思います。

それをしっかり見極めながら、みんなで手探りし、手作りしていきます。

ーーー

それにしても、見れば見るほど興味深々な建物です。

無垢の大きな梁や一枚板の廊下、見事な彫り物の欄間。

そしてなんと、蔵を内包しています!

破れた葛布の襖戸の下には、何やら昔の書き物が見え隠れして。

建築的には宝の山といったこの古民家が、また活き活きとする姿を想像してワクワクする1日となりました。

やっと春らしくなってきた青森は、蕾もだいぶ膨らんで、わくわく感いっぱいの季節を迎えています!

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