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2022-11-28

玉川の家(その2)

師走もいよいよ目前。

木々はすっかり葉を落とし、残りわずか。

週間天気予報には雪だるまがお目見えした青森です。

先週土曜の朝午前7時40分からニッポン放送の「 おしゃべりラボ〜しあわせSocial Design〜」いかがでしたか?

中村先生と残間さんの巧みなリードで、緊張しながらも何とか「曲屋KANKO」についておしゃべりすることができました。

「ただ維持・保存していくのではなく、現代に合った新しいものを入れていくことが大切です」

そうコメントしていただいて、このプロジェクトが貴重な体験だったことを改めて実感しました。

関東限定ですが、エリア外でも1週間はradikoで聞くことができます。(コチラからどうぞ!)

来週も引き続きおしゃべりいたしますので、よろしかったらお聞きください!

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さて先日に続き、「玉川の家」の今回は内部をご紹介いたします。

特殊な敷地形状から、東西に細長いプランです。

その長さを逆手にとり、両手を左右に大きく広げたイメージでメインの空間をつくっていきました。

柔らかいグレーと赤茶の木が落ち着いた質感のリビング。

クライアントご家族からは「一段下がったリビング」「階段の途中にちょっとしたスペース」などなどヒントをいただき、プランを組み立て5層のフロアがスキップする空間構成となりました!

リビングから見る。奥へと長い空間は、スキップして2階へも繋がる。

階段の途中にある小さなスペースが緩やかに空間を繋ぐ。
中2階から見下ろす。リビングまで緩やかに繋がる。

このスキップした空間を斜め天井の吹き抜けが繋ぐことで、左右(東西)に加え上下にも広がる連続空間となりました。

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さらに1階の和室の角度を少し振ることで、キッチン前の空間が縁側となり南北の奥行きを膨らませます。

リズミカルに並ぶ柱が空間の広がりと和室の特別感を演出します。

少し角度を振ることで生まれる空間の広がり。

普段は開放的にLDKと一体で使いながらも、節句や来客時など非日常も大切に過ごすことのできる一室です。

玉川の家は外観だけでなく内部も、大小様々な箱が緩やかに繋がって広がりを生んでいるのです。

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新しく開発された住宅地のような区画とは違い、東西に長く南北に短い敷地だからこそできた「玉川の家」。

これからの寒い季節も伸び伸びと楽しく過ごせますように。

そして暖かい季節にはお子さんとサッカーの練習ができますように!

玉川の家 2022年 青森市