2021-04-23
アドバイザー、始まります。
一挙に桜も満開となり、春が駆け足で通り抜けてしまいそうな青森です。
この度、八戸港新フェリーターミナルの建設にあたり、建設アドバイザーとして福士美奈子が就任しました。
昨年度、プロポーザルの審査員として関わらせていただき、今年度いよいよ設計、そして工事へと進んでいきます。
ターミナルとしてだけではなく、新たな市民の居場所となることを目指す新フェリー埠頭ターミナルです!
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国交省でも「東北港湾ビジョン」の3つの目標のひとつに「港湾空間の有効活用による賑わい創出や豊かな環境の形成」をうたっています。
より機能的に、長期スパンを見据えた的確な仕様、近年の異常気象や大震災の教訓を活かした防災機能等、建物には多くのことが求めらます。かつ、これからの公共の施設として求められる新しい機能が「居場所」としての役割だと考えています。
私達が関わってきた庁舎や商工会議所、大学の展示スペースでも、ここ数年で「居場所」をつくることが求められるようになりました。
それは大規模の公共施設に限らず、「プラスえん」(2017年 青森市)のように小規模なものでもそのニーズが高いことを実感しています。
単なる必要機能を満たすだけではなく、いろんなカタチのコミュニティがいろんな場所で求められているのだと思います。
スクラップアンドビルド(つくっては壊し、壊してはつくる)では立ち行かなくなったこれからの時代だからこそ、大切なことを共有しながらカタチにいていくことのお手伝いができれば思います。
よろしくお願いいたします!
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いろんな人が集まってカタチになった「プラスえん」のロゴデザイン。
いろんな課題を整理して、いろんな皆の想いをカタチにする。
こんな設計デザインをこれからも続けていきます。
プラスえん(2017年 青森市)