マイク・モラスキー氏講演会
暑い、暑い、暑い、、、
五月とは思えない気温に熱中症のニュースも飛び交う青森です。
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先週末、Aomori Startup Centerにて開催されました講演会には、たくさんの方に足をお運びいただき、ありがとうございました。
自分たちよりもはるかに語彙力が高く、流暢な日本語でにしゃべるマイク・モラスキー氏。
居酒屋に見え隠れする「第三の場」について、時折ジョークを交えながら、あっという間の講演でした。
「何でもカタカナで言えばイイってもんじゃない。私はあえて『第三の場』と呼んでいます。。。」
「placeは「空間」ではなく「場」だと解釈しています。。。」
「『第三の場』はつくるものではなく、『ハイジャック現象』などのように湧き上がってくるものだから。。。」
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後半は、様々な立場で「第三の場」と格闘する青森のメンバーも一緒にトークセッション。
私たちも「つくる」立場から思うことを発表させていただきました。
最近は「サードプレイス」という言葉を耳にし、それをキーワードとして考えることが多くなっている現状。
そうして一緒に作ってきた空間とその過程をご紹介し、進行中のものも少しご紹介しました。
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そして、ひととおり発表が終わった後で質問タイム。
「サードプレイス(=第三の場)ってよく分からない。。。みなそれぞれ捉え方も考え方違っているようだが、定義はあるのか?」
それに対してモラスキー氏は言いました。
「定義はないと思う。
それぞれがレベリングされた(社会的立場や階級などない平坦な状況)と思う場所が『第三の場』だから。
どんなにお金をかけても、「第三の場」はつくることはできない。
居酒屋の店主も「第三の場」をつくろうと思って店をつくるわけではない。
いつの間にか常連さんが集まって、「第三の場」になった。。。」
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確かに。。。
デザインをしてつくる立場の私たちにとって、「つくることができない」のは出番がないこと。
でも、最初の器づくりのお手伝いはできるのではないかと思うのです。
生まれた空間を愛着を持って使っていくことで、いつの間にか「第三の場」になっていく。
また新しく空間をつくる場合には、「第三の場」としてハイジャックしたくなるような空間を店主と一緒に考えたいと思います。
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ご質問、ご意見も時間を越えて
熱い、熱い、熱い、、、
たくさんのみなさんの想いに触れて、青森のまちに様々な「第三の場」が溢れそうだと感じずにはいられませんでした。
追伸。
第三の場 = サードプレイス
カタカナにすると、柔らかい親しみやすい感じも出るのではと思ったりもしますが、みなさんはどちらがお好きですか?(笑)