2021-04-27
初心を忘れずに
ゴールデンウィークが目の前です。
いつもなら、北国の遅い桜と八甲田の雪の回廊、一斉に芽吹く若葉とBBQetc.etc.とワクワク感が止まらない季節ですが、昨年に引続きちょっと二の足を踏む青森です。
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先日、19年前に建てられたクライアントのお宅へ。
気がつけば20年近いという月日に、さぞかし古びたところも多いのではと思って伺いました。
でも予想を裏切って「いい感じ」の経年変化。
家族構成も、生活スタイルも変化したはずのクライアントご家族は、とても自然体で暮らしていらっしゃいました。
リビング吹抜は今や新たな家族の遊び場に。
家族の気配を感じるリビングは、当時の雰囲気そのままに。
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そういえば、設計時のイメージをご紹介し始めたのはこの時から。
これから立上がる新たな空間のイメージを共有する。
精巧なCGではありませんが、正確に描くこと以上に、空間の雰囲気を表現すること。
描いて、描いて、消しては描いて。
その繰り返しから見えてくる線は、ブレないもの。
いろんなものが入った線はやはり強いのかも。
私達の手元から巣立って、人間ならもう少しで二十歳。
「大きくなったね〜」なんて気もしたり。
わたしたちは今も相変わらず描いてます。
これからも、きっと。
アオモリノスマイ S邸 2002年(青森市)