特別な秋を迎えて
日々の気温はぐっと下がってきましたが穏やかで過ごしやすい季節を迎えている青森です。
田では稲刈りが終わり、りんご畑では収穫の真っ最中、農家の皆さんにとっては忙しい毎日を過ごしていらっしゃることでしょう。
いろんな意味で、みんなが初めての秋を迎えています。
私たちも例に漏れず、コロナの影響もあって押し気味の2020年です。
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さて、先日オープンハウスを開催させていただいたお宅にも、クライアントご家族が無事家移りを済ませました。
いくつか宿題をいただいて改めて新居へ訪問すると、楽しそうな御一家の時間が流れていました。
ブルーのダイニングカウンターは、クライアントご家族がみんなでペイントされたもの。
多くのコレクションとともに、ギャラリーのような空間を彩っていました。
初めてお会いしてから新たな家族も仲間入りして、毎回の打合せもいつもにぎやかな楽しい時間を共有してきました。
子どもたちのエネルギーがいつまでも溢れ続けているような、ずっと駆け回っていられるような回廊のような空間を。。。
そして刺激的なコレクションの数々。
大事に閉まっておきたくなるような作品を、これまでもリビングに惜しげもなく飾っていたクライアント。
これからも家族に近い場所にこれらを飾って、いつも五感に触れるギャラリーのような空間を。。。
語源ではつながりのある「回廊」と「ギャラリー」は、この家のテーマとなりました。
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プランニングの当初、思い切って「総二階建て」から「平屋」をご提案し
思い切ってその提案を受入れてくださったクライアントご家族。
つい先日、クライアントは生まれてからほとんど「平屋」暮らしだということを知りました。
一緒に決断した答えは、「正解」だったようです。
設計は毎回五里霧中を手探りで進むようなものですが、見えないからこそその先に待つ光が面白い。
さあ、また次の霧へ。。。