立春を過ぎましたが。。。
2021年がスタートしたと思ったら、あっという間に立春も過ぎ去ってしまいました。
ほとんど根雪が無かった昨年とは打って変わって、大雪、吹雪、低温続きの青森です。
「根雪(ねゆき)」とは、気象用語で「長期積雪」のこと。
雪融けの季節まで雪が地面を覆う状態を指します。
年末年始の一番ひどいときは、歩くのもやっとな街中でした。
これは青森県でも特殊な地域で、30万人規模の都市でこれほど積雪が多いところは世界でも珍しいのです。
時々青空が広がると、それはそれはとても美しいのですが。。。
また、八甲田山(奥羽山脈の北端?)を境に東西での差は歴然です。
青森では吹雪で細くなった雪道を慎重に移動していても、八戸に近づくにつれ晴天となり黒々としたアスファルトの道路を快適に走ることになるのです。
寒風吹く八戸の寒さはまた別格ですが。。。
そして現在、青空がまぶしい田子町の極寒の中、工事が続いています。
(でも間違いなく、青森より積雪は少ない。。。)
大きな古民家の軸組があらわになって、令和の時代に新たな呼吸を始めます。
町の人が集まり、そこに旅人が立寄って。。。
ずうっと昔から、十和田や鹿角へと向う人達が立寄ったであろうこの土地に新たな迎える場所をつくっています。
昔の暮らしを伝えるだけではなく、十和田湖へ進むに連れてタイムスリップする入口のような空間に仕上げます。
床下の見事な大引きが久しぶりに陽の光を浴びて、でもその寒さに驚いているような。
現場での打合せは冷凍庫の中。
仕舞には口が回らなくなります(笑)。
北国の冬が厳しいことは十分理解していたつもりでしたが、今年の冬は改めて自然と向き合うことにもなりました。
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そしてまだまだコロナが収まる気配はなく、別な意味で厳しい毎日を送っている方も多いのが現実です。
冬は数ヶ月ですが、コロナはもう既に1年以上、そして終わりの見えない状態が続いています。
でも、「降り止まない雪は無い」ようにこの状態はいつか春がやってきます。
寒さとコロナに負けないように進みます。
春はもうすぐ。
完成ももうすぐ。
コロナ収束も、きっと。