行くべきところ
NYタイムズに「2023年に行くべき52か所」1位のロンドンに次いで2位に選ばれた盛岡市。
風もなく、街歩きには最適の秋晴れの日に訪れる機会がやってきました。
盛岡駅から程近く、存在感のある北上川が流れる川沿いの「木伏緑地」へ。
「water neighborhood~水辺界隈の生活者になろう~」をコンセプトに、飲食店やトイレが整備され、北上川に親しみ、キャンプも楽しめる、そんな場所。
いくつものコンテナがランダムに並び、デッキテラスやベンチもたくさん。
北上川の流れと緑あふれる景観に包まれて、訪れた人が思い思いの場所で、思い思いに楽しむ。
観光地特有のザワザワした感じもなく、場所のコンテンツが見事に活かされていました。
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この「木伏緑地」、かつて舟で様々なものを運んでいた時代の拠点であったそう。
特に山から材木を運んできては、ここで下ろし、製材が盛んだったエリア。
川向かいは「材木町」という地名の通りその名残も。
歴史的な建物も多く残る盛岡市。
NYタイムズの記者が散策してその魅力に取り憑かれたのは頷けます。
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続いてその材木町へ。
お気に入りは、もう何回も訪れている光源社さん。
町屋特有の細長い敷地を北上川へと抜ける外部空間が、毎回訪れるたびに感動をもらいます。
大きな紅葉が日差しを柔らかく遮って、何とも心地よい空間が待っていてくれました。
きっともう2、3週間もすれば色づいて、違った景色になるのでしょう。
次回はまた違った顔を見せてくれるに違いない、そう思わずにはいられませんでした。
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この日は夕方から毎週開かれている「よ市」の準備中。
暑く過ぎず、寒過ぎずのよき日に、多くの人が散策に繰り出していました。
人の噂に尋ねた場所が、何故だかまた行きたくなる。
「また来るね」そう声を呟いて帰途につきました。
そんな場所づくりをしていきたいと気持ち新たに。