青森は秋を迎えます
八月も半ばを過ぎいつになく静かな夏も終わりかと思っていましたが、まだまだ暑い青森です。
それでも猛暑が続いている地域を思えば、朝夕の気温はぐっと下がり寝苦しい夜の続く時期は終わり、近所では気の早いコスモスが咲き始めたのを見ると、本州最北端から始まる季節の移ろいを感じずにはいられない今日この頃です。
口を開けば「コロナ」が始まってから、半年以上が過ぎました。
まだまだ先の見えない中でも、「with コロナ」で全世界が動いています。
それは私達でもおなじこと。
web会議は当然のように行われ、その利点も認識できるようになりました。
コロナが終息した後もきっと活かされていくだろうと、実感しています。
その一方で、やはりリアルで感じることの大切さも実感しています。
vir分野などはこれからも需要に迫られ、ますます発展していくでしょう。
現場監理の仕事も、近い将来バーチャルで行われるかもしれません。
ですが、建築家としての根底にあるのは「体験」であるとも思います。
幼いころの住まい、忘れられない記憶のシーン、旅した土地での建築etc.etc.
その感性を磨きつつ、設計のノウハウを身に付けていく。
そうして建築家になっていくと考えています。
盆明けの猛暑の中、学生がインターンシップにやってきました。
模型製作と現場見学を体験してもらいました。
「将来は海外の設計事務所で働きたい!」
そんな頼もしい夢を持っていることに、まるで親のような何ともうれしい気持ちになりました。
青森の建築の未来は明るい!
かつてスペイン風邪が大流行した時代も立ち直ったように、世界はきっとまた立ち直る。
「生きている限り、前を向いて」
誰かが言っていました。
当たり前のシンプルなことが、一番大切だとコロナが気付かせているのだと思います。
「感性を磨きつつ、建築家になっていく」
まだまだ道半ばだと気付かせてもらえた1週間でした。