青森市新庁舎、落成いたしました!
先日、青森市新庁舎の落成式が行われました。
プロポーザルに手を挙げてから5年経とうとしています。
もうそこまで冬がやってきている霜月初めにやっとこの日を迎えました。
「10階建て100億」その数字が大きくフォーカスされた時期もありました。
市長が交代し、市役所機能としての半分以上がアウガを再生するために移りました。
そして新庁舎は「3階建」へ設計変更。
変更といういうよりは新規設計。。。
その紆余曲折を経て実現したのは「サードプレイス」と「南北をつなぐ広場」を持つ防災庁舎。
これは、プロポーザル当初から掲げてきたものです。
アウガとも異なる市民窓口が開かれ新庁舎となりました。
設計当初からワークショップに多くの市民の方が参加してくださいました。
そのころは「サードプレイス」なんて言葉すら誰も知りませんでした。
どういう場所が「サードプレイス」なのか、本当にその場所は必要なのか、皆で考えました。
「単なる庁舎」ではなく「まちにとってこの庁舎はどんな場所なのか」を。
でも、その答えが明確になったわけではありません。
たくさんの意見はどれも熱く、どれが一番というわけでもなく、白い図面の上にカラフルにびっしりになりました。
「サードプレイス」って何ですか?
そう聞かれても明確なお答えは未だにできません。
強いて 言うなら「とびっきり居心地のいい居場所、を目指してチャレンジし続けることのできる場所」でしょうか。
こんなチャレンジができる庁舎は全国にそうは無いのではないでしょうか?
そしてカラフルな市民の思いが、ひとつひとつ実現していったときにきっといつの間にか名前がつくでしょう。
落成式では広場に「あおもりマルシェ」とエントランスギャラリーには「カッチャート」が市民をお出迎え。
見学に来た人は、メディアのインタビューに「こんな場所ができてうれしい」の言葉。
早朝は散歩やランニングを楽しむ人もいると聞きました。
着色がここから始まっています。
年明けから新庁舎が始動、来年は現庁舎が解体されます。
南側の広場がつながって、工事は完成します。
庁舎としての機能を果たしつつ、青森市民の新たな居場所として成長していく姿をこれからも見ていきたいと思います。
そして、青森駅前アウガや新フェリー埠頭など、いくつかの点がつながっていくチャレンジを私たちは続けていきます。
青森新庁舎新築工事にあたり、お忙しい中お時間をさいてご協力いただいた市民の皆様、そして市役所職員の皆様、工事関係者の方々、すべての方に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
そして新庁舎をよろしくお願い申し上げます。