玉川の家(その2)
師走もいよいよ目前。
木々はすっかり葉を落とし、残りわずか。
週間天気予報には雪だるまがお目見えした青森です。
先週土曜の朝午前7時40分からニッポン放送の「 おしゃべりラボ〜しあわせSocial Design〜」いかがでしたか?
中村先生と残間さんの巧みなリードで、緊張しながらも何とか「曲屋KANKO」についておしゃべりすることができました。
「ただ維持・保存していくのではなく、現代に合った新しいものを入れていくことが大切です」
そうコメントしていただいて、このプロジェクトが貴重な体験だったことを改めて実感しました。
関東限定ですが、エリア外でも1週間はradikoで聞くことができます。(コチラからどうぞ!)
来週も引き続きおしゃべりいたしますので、よろしかったらお聞きください!
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さて先日に続き、「玉川の家」の今回は内部をご紹介いたします。
特殊な敷地形状から、東西に細長いプランです。
その長さを逆手にとり、両手を左右に大きく広げたイメージでメインの空間をつくっていきました。
クライアントご家族からは「一段下がったリビング」「階段の途中にちょっとしたスペース」などなどヒントをいただき、プランを組み立て5層のフロアがスキップする空間構成となりました!
このスキップした空間を斜め天井の吹き抜けが繋ぐことで、左右(東西)に加え上下にも広がる連続空間となりました。
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さらに1階の和室の角度を少し振ることで、キッチン前の空間が縁側となり南北の奥行きを膨らませます。
リズミカルに並ぶ柱が空間の広がりと和室の特別感を演出します。
普段は開放的にLDKと一体で使いながらも、節句や来客時など非日常も大切に過ごすことのできる一室です。
玉川の家は外観だけでなく内部も、大小様々な箱が緩やかに繋がって広がりを生んでいるのです。
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新しく開発された住宅地のような区画とは違い、東西に長く南北に短い敷地だからこそできた「玉川の家」。
これからの寒い季節も伸び伸びと楽しく過ごせますように。
そして暖かい季節にはお子さんとサッカーの練習ができますように!
玉川の家 2022年 青森市