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2017-05-22

「プラス えん」の開所式に参加して

空間デザインのお手伝いをしてきた「プラス えん」の開所式に参加してきました。
「面白い人たちが集まれる小さなスペースをつくりたい」という想いを、さまざまな人たちと一緒に考え、カタチにしてきました。

それぞれの活動や考えを相互に受け入れ、それぞれができるカタチで参加していく。

この小さなスペースに、本当に様々な人が関わって、まるで「まちの縮図」みたいな時間の積み重ねでした。

開所前から話合いを重ね、工事に入ってからは、みんなでペンキ塗りやしっくいで壁を塗り、家具を選んだり、お掃除したり。。。
こうして、できあがるまでの時間を共にした多くの人々が、開所式に集まりました。

この場所に名付けられた「えん」には、様々な意味があり、「縁、円、宴、園、淵、苑、笑ん、、、」

どれを当てはめてもよくって、どれが正解というわけでもない。。。
ここではみんな平等で、いろんな人といろんなカタチでつながっていくという想いがこめられています。
何も決まっていないけど、みんなにとって居心地のいい場所でありたい、と。

ここはまさに「サードプレイス」です。

「場所」や「空間」をつくっただけでは「サードプレイス」にはならない、その場所に集う人たちがいなければ。

それは決まったカタチはなく、そのまちに生きる人々の想いによって色々だと。

「サードプレイス」という本のタイトルは、実は「THE GREAT GOOD PLACE」(=めっちゃ居心地のいい場所)

とってもシンプルな意味です。
だけど、今わたしたちのまわりには少ない(少なくなった!?)と感じてはいませんか?
人生は「職場」と「家」だけではない、だからみんな「プラス えん」のような場所を欲している。

〜 みんなの中にあった種に、みんなで水をあげて、育てて花開いた 〜

そんな場所です。

これからも、まちにいろんな花が咲いていくといいな、と思った「宴」でした。