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2021-11-27

浅虫カベシンブンに寄せて

いつもより遅い初雪の便りが届いた青森です。

それでも朝窓を開けたら銀世界、ではなく薄ら白くなったシャーベット状の雪があっという間に溶けていきました。

まだ大地の熱が残っている霜月後半です。

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そしてもう一つ、届いたのが「あさむしカベシンブン」

6月に続いて浅虫のカベシンブンに「石木邸」について寄せていただきました。

建物を「残す」といっても、ガラスケースに入れる宝石というよりは、やはり使われてこそ。

息を吹き返した建物が、これからどのように使われていくのか、それが建築ならではの楽しみなのです。

誇りを被り、時が止まってしまったような状態から、新しい風を入れ、綺麗にして、目を凝らしてみるといろんなことが見えてきます。

小さなキラキラを虫眼鏡で見るような、そんな感じですが

次へつないでいくために、そこに手を入れていく。。。

新築とは違う「変化」を味わうことができます。

建設当時の職人の技を堪能しながら、今我々ができることで次へ繋ぐ。

言われなくちゃ分からない、そんな建築あるあるをご紹介しました。

私たち自身も驚きと発見があり、

過去から現在、そして未来へと、時の流れが繋がっていくことを今更ながら感じた「古民家石木邸」でした。

そしてこの体験が「曲屋KANEKO」に繋がっていったのです。

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浅虫のカベシンブンには、魅力的な記事がたくさん掲載されています。

書いている方々が様々で、皆さんの浅虫愛を感じるカベシンブンなのです。

(詳しくはどうぞこちらをご覧ください!)

私たちも浅虫ファンのひとりとして、これからもその魅力をお伝えしていきたいと思います。

そうそう、明日はマルシェがあるってカベシンブンに書いてあったっけ。

しっかりダウンを着て、温泉街に遊びに行こう!

石木邸 2019年(青森市)