2019-10-01
気持ちのいい風が渡る新たな居場所に
ねぶたが終わった辺りから、意図的に「秋の気配」をうたってきましたが、一向に涼しくならない気がしている青森です。
それでも暦は神無月へ突入しました。
消費税、ラグビー、陸上、、、と何かと話題の多い秋ですが、台風の進路には心穏やかではいられません。
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現場もこの季節に集中しがち。
築100年超の南部曲屋もいよいよ着工しました。
まずは慎重に解体からスタート。
補修を行いながら、新たな居場所をつくっていきます。
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木々に囲まれ、初めてのときは入るのがちょっとためらわれる牧場。
看板を頼りに並木をゆっくり進むと、そこは普段と違った風が吹いている。
緑の広場で楽しそうに遊ぶ子供達。
ジェラート片手にゆっくり語らう人々。
思い思いに散策するカップル。
春には菜の花、夏には向日葵、季節の移り変わりに様々な表情を見せる広々とした景色がいつもそこには待っている。
大きな木々が並ぶ路を歩けば、風の音が香りが包み込む。
あまりに気持ちのいい場所そこにはある。
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この場所を、この南部曲屋は一世紀余りの年月を見守ってきました。
今も馬やアルパカの部屋として使われているこの茅葺屋根の建物。
これからも、この場所で、だれかの居場所であるために、手を加えます。
馬たちの居場所はそのままに、彼らのところにお邪魔させてもらうような空間を目指します。
どうぞよろしくお願いいたします!