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2017-04-01

「り」で始まる言葉

昔、しりとりをすると「り」でよく詰まった覚えがあります。
でも、ふと気がつくと今は「り」で始まる言葉を聞く機会が多くなりました。
リフォーム、リニューアル、リデュース、リユース、リサイクル、、、
そして最近よく聞くのは「リノベーション」

「住宅のリフォーム」は聞き慣れた言葉ですが、リフォームは実は和製英語。

住宅の修繕や改築などをイメージさせますが、その意味からすると正しいのは「リノベーション」。
今は建物の用途や機能を変更して、新たな価値を見出すことの意味で多く使われるようになりました。
家も「リノベーション」

町も「リノベーション」

都市も「リノベーション」
そして、社会も「リノベーション」
そんな時代を迎えています。
そのときに大切なのは「リシンク」(再考する)こと。

それまでのモノや想いを、たくさん広げて、ひとつひとつ取り上げてみる。

そうすると見えてくるものがあります。
それをリコンストラクション(再構築)する。

それはいたってシンプルだったりします。
例えば、最近リニューアルした「らんぶらーふらわーず」さんで私達がデザインしたのは
「たくさんの花たちと花人(はなんちゅ)の居場所を自然な動線でわけること。」
花たちの居場所は、ちょっと懐かしいモダン和風な部屋に。

花人のクリエイティブな場は、機能的かつそのカラーがあふれる空間は四隅の柱でフレーミングするだけのシンプルな構成に。
ひきずってきたモノは捨てて、大切なモノを見つめ直すことがリシンクかもしれません。

それは結構しんどいかもしれませんが、そうすることでリノベーションできるのだと思います。
私達の仕事は、ある意味そのお手伝いなのです。