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2022-02-07

疫病退散!

新年のご挨拶をしたと思ったら、あっという間に如月です。

小休止はあったものの、例年以上の降雪に少々雪かき疲れ気味の青森です。

積雪量は1.5Mに迫っています。

この季節は予想できない雪に予定を崩されるのは珍しいことではないのですが、

今年はオミクロンの見えない波が押し寄せ、回復の兆しに安堵仕掛けていた状況を一変しました。

今年は豆をまくのに思わず力が入った方も多いのではないでしょうか。

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青森とは対照的な氷の世界、八戸です。

まだ青森でもその波にのまれる前に、私たちが非常勤講師を務めている八戸工業大学の課題提出と講評が終わりました。

秋から2つの課題をこなすこの授業では、毎回学生達の成長に驚きます。

平成に生まれ、物心ついた頃には東日本大震災を体験、もしくは知り、今はコロナ禍という学生時代。

そんな彼らがスポンジのように日々何かを吸収し、少しずつ変わっていく様子を見てきました。

設計デザインには専門知識はもちろんですが、その人の経験や体験に基づく思考回路が大きく効いてきます。

多くの情報が溢れている今、自分にとって必要なものを掴み取り、吸収し成長していく彼らの「建築」を楽しみにしていきたいと思います。

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そしてその状況は私たちにとっても同じこと。

検索すれば瞬時に多くの情報に触れ、画面越しに遠く離れた人との打ち合わせも可能な社会となりました。

でもだからこそ、リアルが生む何かを私たちは知っています。

コロナ禍で、直接会い、現場の風を感じることの大切さを痛感しました。

時間をかけてそこへ向かうことも、他愛のない話に盛り上がることも。

それがなかなかできない今だからこそ、今にしかできないことを。

初めて訪れた土地に気持ちを高鳴らせ、そして持ち通しい春への気持ちを重ねて、新たなプロジェクトが始動します!