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2020-02-12

立ち寄るスペースに変化中です!

「2月に入ってもこんなにも雪がない冬は初めてだ」

そんな言葉が挨拶代わりになっていましたが、ここにきて街中が白くなってちょっとホッとしている今日この頃です。
雪が降ることが、良くも悪くも青森での暮らしにこんなにも大きな影響を与えていることを改めて考えています。
昨今の自然災害やじわじわ平均気温が上がっている状況も、「わたしたちは自然の中に生かされている」ことを忘れてはいけないのだと思います。
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さて青森の新庁舎が本格始動してから1ヶ月半になろうとしています。
この短い期間にも、すでにいくつかの催しが開催され足を運ばれた方も多いのではないでしょうか?
この「サードプレイス」自体もゆっくりと起き出すように、その姿を日々変化させています。
もうご存知のかたも多いと思いますが、このスペースへピアノの寄贈があり
国道近くの場所に設置が決まり、何と気軽に弾くことができるのです!
先日新聞でも紹介されていました。
そして新たに家具が入ってきています。。。
こちらは昨年からみなさんと考えてきました。
  市庁舎らしくない楽しげな家具を。
  青森らしい家具を。
  このスペースを様々に変身させる家具を。
メインのテーブルは「A」の脚にのせて。
並べ替えが簡単なように持ち運びが楽な仕様です。
ポップな椅子との組み合わせで、明るく軽やかな空間に。
「りんご箱」をモチーフにつくられたBOXセットしても。
メインソファはオリジナルデザインで、積み重ねても使えるようになっています。
 先日立ち寄ったのは搬入されたまさにその当日。
もうすでに、みなさん普通に使っていました。
積み上げたり、並べ方を工夫すると、様々なスペースを作り出すことができます。
そちらはまた後日。。。
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このような家具を並べることができた根底にあるのは、5年前の設計時の市民ワークショップでのたくさんの声です。
当時それらがびっしり書き込まれたシートを見ながら聞こえてきたのは
「市民が気軽に立ち寄れる庁舎を!」という言葉でした。
あれから完成まで間に、10階建から3階建へ設計変更になりました。
その時点ですべて白紙に戻ってもおかしくない状況でした。
でもこの「サードプレイス」と南北に貫く「広場」は残りました。
新庁舎に必要なものだと、関わった誰もが(無意識に!?)思っていたからではないだろうか、と
勝手に解釈しています。
もちろん、すべての声を満たしたものではありません。
でもきっと、今後またあのときのように「みんなで青森のことを考える」ときには、
ここで多くの人が参加し、それを見に(聞きに)さらに多くの人が訪れ、広場ではマルシェが開催されている。
そんな楽しげな時間を過ごせる場所は用意できたのではないかと思っています。
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あとは使ってもらうだけ。。。
でもそれも心配なさそうです。
本日設置したばかりのソファでは、さっそく宿題を始める男の子。
 この場所をどんな風に使ったらいいのか。。。
 一人一人が思い思いに、そしてみんなで集まったらみんなで考えて使う。
 そんなあたり前のことだけど、ありそうでなかったスペースそれがこの「サードプレイス」
先日も少女がピアノを弾き出しました。
一瞬にしてピアノの生演奏のあるカフェへ変身!
これからも目が離せません。
市庁舎を考える機会に恵まれた者として、市民として、立ち寄っていきたいと思います!