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2020-01-20

青森市新庁舎が熱い!

大寒を迎えた青森ですが、道路は路面が見えている状態。
これまでにない雪の少なさ(というか、ほぼ積雪ありません!)に
うれしいような寂しいようなフクザツな気持ちの今日この頃です。
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地球温暖化の影響で、というわけではありませんが、
青森市役所新庁舎の1階ロビーがすごいことになっています!
本格始動してまだ2週間の日曜日、FMラジオの公開収録がこの「サードプレイス」で行われました。
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ご当地アイドルグループや小学校の合唱団の歌声が響き渡り、
当日限定のコーヒーや食べ物の出店もあり、
集まった人々の熱気でとても冬とは思えない空間に変身しました。
そしてその中の1コーナーにお邪魔して、この空間が生まれた経緯をお話しすることができました。
放送は2月2日18:00〜とのことで、とても楽しみにです!
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お話ししたのは、この空間を設計した際のこだわりについて。
「市民が気軽に立ち寄れる庁舎を!」という、設計時の市民ワークショプでのみなさんの思いがつまったスペースです。
明るく、開放的で気軽に入れ、外南北に通り抜けが可能になるの広場と連続感のあるように意識しました。
ハードは昨年完成を迎えましたが、この空間の家具について協議会(※)で検討を続けてきました。
庁舎にパントンチェアー?りんご箱??とても楽しげな家具たちがすでに使われています。
さらにオリジナルの家具が間もなく完成する予定で、またにぎやかになっていきます。
そして外部空間も旧庁舎の解体が進み、来年の春には南北通り抜ける大きな広場となって、緑も増えていきます。
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収録前にいただいたシナリオの中にあった質問は
     「どのように使って欲しいと思いますか?」
これはもうすでに「この場所を使わない手はないでしょう!」ということの裏付けです!
今回のような多種多様なイベントが開催されていくでしょう。
さらに「こう使う!」「これはダメ!」の決まりはまだないことを意味します。
そして、イベント時ではなく普段も思い思いに過ごすことができるハズです。
   ふらっと立ち寄ってコーヒーを飲んで
   学生は友達と宿題して、おしゃべりして
   広場の芝生では子供たちがかけっこして
   だれかがポローンとピアノをひきだして
   隣のテーブルでは次のイベントの打合せ etc.etc.
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もちろん、災害時は防災庁舎として頼り甲斐のある働きをしてくれるに違いありません。
その安心感にプラスして、
   どうなっていくのだろう?
   どんな風に家具を並べ替えて、どんな楽しいことができるだろう?
誰でも立ち寄って、使えて、考えて、いろんな人と一緒にイベントもできる庁舎は、珍しいのではないでしょうか?
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「サードプレイス」は直訳すると「第三の居場所」
原題は「The Great Good Place」(=めっちゃ居心地のいい場所)
それは、家でもない、職場でもない、もうひとつのお気に入りの場所のことです。
ひとりひとりにとって「サードプレイス」は違うもの。
このロビーは、そのサードプレイスを探しに行くためのきっかけのような場所になるのかもしれません。
今まちなかには、いろんな居場所をつくろうとする動きと実際に大小様々な居場所が増え始めています。
自分の居心地のいい場所を探しに、まち歩きが楽しくなったら
まるでねぶた祭りの時のように、まち全体がにぎやかになるでしょう!
そんな未来を想像してしまうような、なんだかワクワクする庁舎に、ぜひみなさん足をお運びください!
(※・・・青森市リノベーションまちづくり協議会)